SUMMER CAMP × SAKAI MEETING  SPECIAL INTERVIEW

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TEXT:荒金良介

── どの辺がキツイんですか?

マサバンド主催のイベントはお客さんから主催者が見えるでしょ。だから、バンドも納得しやすいし。普段バンド同士で一緒にツアーまわったり、距離も近くなるから次のアクションを起こす時にも賛同してくれやすいのかなと。

TANNYそっちはそっちでありますなあ(笑)。逆にほかにないから面白いけどね。外から見たら、それを武器にしてる感じもするしね。

マサああ、そう? 武器になってるのかなあ(笑)。

── どっちもプラスマイナスあるような気がしますけどね。

TANNY「SUMMER CAMP」、「SAKAI MEETING」に共通しているのはタッグを組んでやってるところかなと。

マサ一人でやれないでしょ? さすがにキツイもんね。

ヨッキ特に規模が大きくなるとね。

TANNY1バンド、一人やったらできへんことでも、チームでやったらでかいことができるやろうと。

マサそれはあるね。出演者も一人で決めると、偏ってくるしね。

TANNY「SAKAI MEETING」に関しては、お互いのバンドが解散したり、活動のペースが落ちても、常に堺にはこういうイベントがあるという状態にしたくて。俺らもこの先10、20年、いつまでやれるかわからないし。そのときに地元の後輩のイキのいい奴にフラッグを渡せたらいいなと。だから、コンスタントに続けないといけない。

マサほんとうにそうなったら面白いよね。

TANNYそれは夢かなあ

MAKKINそれができたら、ほんまに凄いよな。

── 最初からそういう考えを持ってました?

TANNY全員で話し合ったときに、それは話題に出ましたね。

KAJITA僕らもU-tanが言ったような、デメリットの部分も話し合いました。お互いにずっと違う土俵でやってきたし、僕らは海外に行くこともあるから。そこで海外のバンドを引っ張ってくることもできるし、「SAKAI MEETING」の名前で海外でもイベントをやれたらいいな、という話もしましたね。で、若い衆がそろそろバトン渡してくださいと言われたら、気持ちよく渡せる状況にしたい。

TANNYイベントのフラッグは残していきたいですね。

マサ今は2バンドでやってるけど、そこに新しいバンドが入ることはありえるの?

KAJITAlocofrankは俺ら2バンドがやるとなったときに、「なぜ混ぜてくれへんの?」って言われましたけどね(笑)。

U-tan普通ならウチとlocofrankかもしれないけど、そうじゃなくて、もう一つ先の話をしてるからって。

MAKKINlocofrankには打ち上げの幹事をやってもらってます。

マサどういうポジションなんだよ(笑)。

MAKKIN去年はキノちゃん(Tatsuya)がキノ鍋で出店ブースを出しました。

ヨッキマジで?

マサ凄いなあ(笑)。

U-tan4年連続で出てくれる大阪の先輩バンドがいたり、仲間や後輩のバンドも、みんな俺らの気持ちをわかってくれてるから。一緒に作ってる感覚はありますね。だから、イベント自体は残したくて。

マサ引き継いでくれる後輩は出てくるかなあ。

U-tanこのイベントに出たい、このステージに立ちたいとは言ってくれるんですけどね。来年は俺らの世代で回したいというチーム感ができれば、街自体が活性化するかなと。

MAKKIN「SAKAI MEETING」をやることで、堺のバンドが増えれば、そこで鎬合いができるやろうし、そうなればいいなという気持ちはあります。「SAKAI MEETING」を観て、俺らもバンドやろうと思ってくれて、音楽シーン自体が盛り上がってくれたらいいですね。

U-tanあと、ジャンル関係なく、こことここが一緒にやっても別にいいんやって。それを肌で感じさせられることができたらいいなと。

マサもはや出たい!と言ってくるバンドもたくさんいるんじゃないの?

TANNY有り難いことに、結構逆ナンされます。

全員はははは。

U-tan俺らはバンド主体やから、フェスみたいにケータリングががっちり揃ってるわけじゃないし。それをわかってくれて、出たいと言ってくれるのは嬉しいですね。

── 改めて、「SUMMER CAMP」をやり始めた頃はどんなことを考えてました?

マサ俺らの単純な動機は「DEVILOCK NIGHT」。そこに追いつけ追い越せみたいな。

ヨッキ「DEVILOCK NIGHT」世代のあの感じを、自分たちの世代でやりたいなと。

マサ俺らは「SAKAI MEETING」みたいにこのバンドとこのバンドが組むことで、メリット・デメリットみたいなことも全く考えなかった。ただ、「DEVILOCK NIGHT」を俺らの世代でやりたくて。

MAKKINまだ若かったやろ?

マサうん、当時は22歳ぐらいだから、何も考えてないもん。

MAKKIN俺らはまあまあ歳がいってからやり始めたから。考えも深くなるしね。

TANNY石橋を叩いて叩いて。

MAKKINははは。俺らは慎重に慎重を重ねて。

ヨッキ今年、「SAKAI MEETING」は会場が違うんでしょ? 規模がでかくなったのかな。

MAKKINでかくなりました。

TANNY気持ちとは裏腹に(笑)。

── そうなんですか?

U-tan前の会場で3年やってきたけど、使えない状態になっちゃって。それで移動を余儀なくされて。

MAKKIN5年後ぐらいに考えていたことが、急に今年になったという。

マサなるほどね。キャパ的にはどれぐらい増えたの?

U-tanいつもは3千人ぐらいでやっていたけど、少し増えて、それに合ったキャパを会場に作るという。

マサ大きくなったんだね。

MAKKIN広げようと思ったら、いくらでも広げられるから。

TANNY2万とか行ってしまうから(笑)。

マサへー! すげえな。

KAJITAチケットは絶賛発売中です!

U-tan拡散しよ、拡散!

ヨッキお互いにね(笑)。

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