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パンク・ラウドの祭典「SUMMER CAMP」全史を振り返る!

「SUMMER CAMP」祝・10回記念特別対談!!
- HISTORY INTERVIEW Vol.4 -
(4/5)

TEXT:荒金良介

──13年をやり終えて、『SUMMER CAMP 2014』は自然の流れでやろうと?

ヨッキまあ、いろいろありましたね(笑)。

マサ正直言うと、13年やった時に14年やるかどうかはわからなかったんですよ。ただ、13年の準備をする中で、ここで止まれないねという気持ちはあったよね?

ヨッキうん、それはあったね。それは周りのバンドに言われすぎたのもありますね。「これ1回で終わらせるつもりなの? あり得ないから!」みたいな。それもすごく嬉しくて。

マサあと、13年で呼べなかったバンドを呼びたい気持ちもあったから。

──なるほど。『SUMMER CAMP 2014』の初日をオールナイトにした理由は?

マサ実は会場の日にちが取れなかった部分も大きくて。でも僕らの中でオールナイトにしたのは意味があるんですよね。チッタでオールナイトは憧れでしたからね、世代的に。「ロンドンナイト」もオールナイトだったし、憧れの世代の人たちがチッタのオールナイトでやっていたイメージがありますからね。オールナイトに何かがある、という世代でしたから。で、13年頃からチッタをいろんなバンドが頻繁に使うようになったけど、オールナイトでやる人たちはあまりいなかったですからね。

──賭けと言えば、賭けですよね。

マサまあ、自分たちが辛いのはわかってましたからね(笑)。

ヨッキ38時間ですよ!

──ははは、それはほんとに凄いです。

マサこのラインナップだと、BACK DROP BOMB、COKEHEAD HIPSTERS、NAMBA69、RADIOTSとか、上の世代でチッタを使ってブイブイ言わせていた人たちにイベントに出てほしかったんですよ。

ヨッキそしたら先輩たちから「もう、オールナイトは辛いからさ!」と言われて。いや、あなたたちから影響を受けたのにって(笑)。

マサ14年のサマキャンはこれはこれで行った人はメモリアルになってくれたらいいなと。出演バンドからも「オールナイトなんて、なかなかないよねえ」と言われながらも、強攻スケジュールで出てくれたバンドもいましたからね。

──実際にやってみた感触は?

マサ今のお客さんからすると、オールナイトはストレスになるのかなと。オールで酒を飲みながら、祭り祭りした雰囲気だった僕たちの世代と比べて、今の人たちは好きなものを見てパッと帰りたいのかなと。でもオールナイトでまたやるなら楽しみにしてます!という声ももらいましたからね。いろんなリアクションをもらえたことは良かったですね。

ヨッキオールナイトの終わりの頃、チッタの外の道はひどかったですからね。夏だから、みんな道で寝てましたから。まじか?! 平和だなって(笑)。辛かったけど思い出に残った、もう嫌だという人と賛否は分かれたけど、俺らは楽しかったですね。仮眠しようとしたけど、結局一睡もしなかったし(笑)

マサ辛いなあと思ったけど、笑いながら楽しみました。

ヨッキ打ち上げもやったしね?

──打ち上げもやったんですか!

ヨッキやりましたよ! ヘロヘロでしたけどね。

マサ次の日チェックアウトの時間でも起きれないくらいヘロヘロでした。

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