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パンク・ラウドの祭典「SUMMER CAMP」全史を振り返る!

「SUMMER CAMP」祝・10回記念特別対談!!
- HISTORY INTERVIEW Vol.4 -
(5/5)

TEXT:荒金良介

──では、最後に今年10回記念になる『SUMMER CAMP 2015』の話を伺いたいんですが。

ヨッキこれはやろうとは思ってました。

マササマキャンと言って夏にやってたけど、いわゆる夏フェスと言われるものも増えてきて。そう考えた時にサマキャンをフェスにするつもりはないし、時期もラインナップもどうしようかなと。

ヨッキ結局被るからバンドもどちらか選ばなきゃいけないし。でも「SUMMER CAMP」と謳っているから、やっぱり夏じゃないですか。でもはっちゃん(HATANO/HAWAIIAN6)から、「別にサマキャン、夏じゃなくても良くね?」と言われて、ああ、そうかなって。それでふと時期はいつでもいいのかなと。

マサ13年、14年とやってみて、サマキャンはただの名前なのかなという意識も芽生えて。「SATANIC CARNICAL」もコンセプトであって別にサタンはいないじゃないですか?(笑)。

ヨッキ友達からも「FUJI ROCK FESTIVAL」も富士山の近くでやってるわけじゃないし、と言われて。

──ほんとそうですね。

ヨッキ縁あって、5月に話をいただいたので、やろうかなと。

マサ僕らも野外は気にはなってたんですよ。自分たちはずっと屋内でやってきたけど、野外はどうなのかなって。

──今年、サマキャンに来る人はどんな所でやるんだろう、と思ってる人もいると思うんですよ。駐車場みたいな場所にステージを組むんですよね?

ヨッキそうですね。臨時駐車場になってる空き地を使う形ですね。立地は駅から徒歩3分ぐらいですからね。

マサお客さんのアクセスにはそんなに苦労しないかなと。

ヨッキただ、規模が一気にでかくなりますからね。

マサゼップ東京の裏側で、大自然の中ではない!(笑)。それくらいかな。海は横にありますけどね。

ヨッキサマキャン10回目という節目なので、何かを残せたらいいですね。

マサフェスが当たり前になってきたけど、僕らにしか出せないカラーは考えてるつもりです。

ヨッキライヴハウスのイベントが飛び出したような感覚ですね。だから、あえてチケット代も下げれるだけ下げてるし、ドリンクチャージにしているのもライヴハウスならではですからね。ほかにもいろんなところでライヴハウス感を見せられたらなと。野外きっかけで来てくれたお客さんが、今度はライヴハウスに足を運んでほしいですからね。新しいかわからないけど、僕らなりにやれることをやろうと。作戦を練ってるところですね。

マサ日々ライヴハウスを回って切磋琢磨してるバンドが、この日は青空の下でやるようなイメージですね。お客さんも普段地下や夜にバンドを観ることが多い人なら、この日は明るいところで観て喜んでもらえたらいいなと。

──わかりました! 長い時間、結構赤裸々に語ってくれましたね。

ヨッキウソついてもしょうがないですからね。

マサそれこそバンドと一緒で、そういう時期を受け入れられたからこそ、今がありますからね。

ヨッキまたいつ止めて、いつ始めるのか、それもわからないですからね。

マサある意味いちばんバンドに近い感覚を持ったイベントだと思ってます。ただ、辛いのは今回は1日だけなので、復活後のサマキャンの中では、いちばんバンド数が少ないんですよ。あのバンドも、このバンドも誘いたいと思いながら、現実的にできなかったという事情もあるので。発表後に出たかった!と言ってくれたバンドもいたので、その歯痒さは相当あるんですけど。

ヨッキめっちゃありますね。バンドの枠が足りない!って。それでも最初は11時から演奏スタートを考えていたけど、バンドの枠を広げたくて、10時スタートにしたんですよ。どうしても音止めの時間がありますからね。

マサ野外だから、そこはライヴハウスと違いますからね。

ヨッキ是非来てください!!

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