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パンク・ラウドの祭典「SUMMER CAMP」全史を振り返る!

「SUMMER CAMP」祝・10回記念特別対談!!
- HISTORY INTERVIEW Vol.4 - (4/4)

TEXT:荒金良介

── めちゃくちゃかわいいじゃないですか(笑)。

HATANO昔は3日ツアーしたら、毎日が今日が最後みたいなヒリヒリした気持ちになって。別れの時に、もう観れないかも!と思うくらいエモくなるんですよ。

ヨッキそういうのがきっかけで仲良くなって、ライヴの誘いが増えたりしてた気がする。

TOM打ち上げで朝の5時ぐらいになると、その間に10本分ぐらいのツアーが決まってたからね。

ヨッキそういうものだったもんね。

マサ打ち上げ前にオファーして、打ち上げ後はOKでしょ!みたいな文化はあったよね。

HATANOライヴも即答で決めていた気がする。バイトだけ休めたら、どこでも行くよって。

マサ13年に復活した時にMEANINGにオファーしたのは、このイベントの雰囲気に合う気がしたんだよね。こういうバンドにも出てほしいなと思ったから、13年、14年、今年と誘ったんだよ。

HAYATOサマキャンは3年連続で1日も経たずに返事してますからね。俺的には大人の遊び場に混ぜてもらった感覚なんですよね。

マサああ、そうなんだ。

HAYATO同世代で何か一緒にやろうよ、というバンドも少ないですからね。

HATANOサマキャンが一度止まって、やり始めた時にこれはすげえいい意味だけど、やっと電卓はじけるようになったんだなと。お金の計算ではなく、自分たちがここでやる意味みたいなものを計算できるようになったのかなと。誘ってくる側もそのバンドの背景を踏まえて、誘ってくるからね。

ヨッキサマキャンを5月にやるって話になったとき、はっちゃんから「7月じゃなくてもいいじゃん!」と言われたことを思い出して。それで気にせずに、5月に行けたところはあった。

HATANOサマキャン=夏と思ってる人はいるの?

マサもはや名前だからあまり気にしてないけど、昔から観てない人は夏にやってるイベントだから、サマキャンなんでしょって。それこそTOMがツイートしてたよね。

── 俺らもSTOMPIN' BIRDだけど、別に鳥じゃないからと呟いてましたね(笑)。

マサ今後、冬になってもサマキャンの名前でオファーします!

HAYATO「冬だ! コタツだ! サマキャンだ!」って。

全員ははははは。

マサ夏の気持ちになれるイベントだから。

TOMスーパー後付けじゃん!

HATANOサマーキャンプ・ダウンジャケットあります!とかいいんじゃない?

全員ははははは。

HATANOそれぐらいでいいと思うよ。

HAYATOサマキャンはちゃんとしなくていいと思いますよ。

ヨッキHAYATO君的には去年のサマキャンは意外とちゃんとしてた?

HAYATOほぼ記憶にないですね(笑)。

HATANOほどよいダラしなさがあってもいい世界だと思うけどね。それが俺らが憧れていたかっこ良さだから。その適当が気持ちいい。サマキャンの元に集まるのは、それが心地良くて、かっこいいと思うバンドが集まってるから。渋谷ギグアンティック(注:渋谷にあったライブハウス2009年閉店)とやってることは何も変わらない。

TOM毎年出ていた理由は、チッタは俺らはホールとかじゃなくてライヴハウスだと思ってて。実際そうだし、ほかのラインと同じ感覚で年に1回はチッタに出たくて。

HAYATOチッタはライヴハウス感が超ありますもんね。

── MEANINGも自分たちのイベントをチッタでやってますもんね。では、最後に今年のサマキャンに対する意気込みを?

HATANOしっかりしたケータリング、心地のいい楽屋、そして、まあ、いい精算!

全員ははははは。

HATANOそれ待ってます!

HAYATO全然ライヴと関係ないじゃないですか(笑)! 

TOM精算とケータリングね。

マサイベントに対して意気込めよっ(笑)!

TOM あとは、自分たちのライヴ以外はどしゃ降りになればなと。

HATANOいいね! 荒れたら荒れるほど面白いから。これが俺たちの最後のまとめです(笑)。もうイベントもいよいよでしょ? 近いな・・・あっ、近いと言ったけど、別に何もやることないけどね。

全員ははははは。

HAYATOバンドマンが楽しんだら、観ている側も楽しいと思うから。結果、ちゃんとしないでください!

HATANOきっと楽しいと思うよ。

マサこの3人に話を聞いて、前回対談した3人(N∀OKI、TAKUMA、茂木)と共通した部分は「ちゃんとしたらダメだ!」ってこと。

HATANO別に金持ちになりたいわけじゃなく、自分たちの好きなことをやり続けたいだけだからね。

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